受験票の発送も始まり、真に「ラストスパート」というべき時期に入った。
これまでTwitterでのツイートをまとめ、簡単な解説を加えるなどして2度記事にしてきたが、今回はその第3弾となる。
このような形の記事としては、恐らくこれが最後になると思う。
わずか9つのツイートをまとめただけのものだが、ラストスパートをかける受験生にとって、1つでも参考になるものがあればと思って記事にすることにした次第である。
ラストスパートをかける時期だからこそ、強靭な精神力が必要だし、それが武器になるともいえる。
例えば英単語。一日5~10語を目安に、毎日コツコツと覚えていくのが王道かも知れない。しかし、時間がなくて切羽詰まったしまった場合、一晩で一気に100語を覚えたことがある人もいるのではないか?
要はそれと同じことである。
これも前のツイートと同じで、切羽詰まった時の集中力があれば、普段できそうにないことでもできてしまう可能性があるということ。
思い当たる節がある人も多いはずだ。
そういえば昨年、「過去問の正解率は9割もいらない」と主張していた受験生がいたが、当然のことながら、彼は合格できなかった。
合格者の大半が主張する意見には耳を傾けた方がいい。反対に、大半の合格者の意見と相容れない受験生の意見に惑わされてもいけない。この時期、情報を取捨選択する力も受験生には必要だと思う。
手前味噌になってしまいそうだが、noteに「穴埋め問題」として公開中の記事の閲覧数を、多い方から順に並べた結果だ。
ちなみに次点は「8種制限のまとめ」である。
権利関係はともかく、業法や法令、5問免除あたりで過去問の点数(正解率)が伸び悩んでいる人は、まだまだ伸びしろがあるということ。
これらの分野ならば、残りの少ない日数で点数を大幅に跳ね上げることも可能だ。だから決して諦めてはいけない。
かつて「ウォーク問を8割正解できるまでやり込んだのに合格できなかった。ウォーク問はクソだ」といった書き込みを見たことがある。
なんで彼は、正解率9割、いや9割5分までやり込まなかったのだろうか?
そもそも正解率8割では「やり込んだ」とはいえない。すべては彼の詰めの甘さが招いたこと。落ちたのを教材のせいにするなんて言語道断である。
このツイートは3日前のものだから、実際には10月18日の本試験まで2週間半だ。昔、中間テストや期末テストで頑張った時のように、宅建試験の勉強も頑張ってほしい。
今年の宅建試験が、例年どおり、過去問の焼き直し率が7割だと仮定する。そうすると過去問の正解率9割というのは、
50×0.9×0.7+α=31.5+α
の計算式のように、35点に乗るか乗らないかという結果になる。もちろん合格する可能性もあるが、不合格となる可能性もある。
つまり過去問45点というのは、とても合格を確信するほどの点数ではないということだ。
もっともっと詰めて、最低でも48点、つまり正解率95%以上に持っていかなければならない。
本試験で40点以上の点数をとった合格者の多くは、過去問はほぼ100%正解にしていた事実は知っておかなければならない。