──フライング発表と合格予想点
毎年恒例のことだが、宅建試験の合格発表日、日付が変わった深夜0時過ぎに、Twitterやfacebook上で合格点と合格率がフライング発表される。
12月2日の午前0時過ぎに、住宅新報社がTwitterに上げた記事である。
[速報]
不動産適正取引推進機構が本日発表いたしました令和2年度宅地建物取引士資格試験(10月実施分)の合格ラインは38問以上(登録講習修了者は45問中33問以上)です。受験者数168,989人に対し合格者数は29,728人、合格率は17.6%。
合格基準点38点以上、合格率17.6%!!
まさかコロナ禍での試験で、過去最高の38点以上になるとは、、
私は37点が本命だと思っていたので、見事に外してしまったわけだ。コロナで受験者数が若干減ったので、合格率18%未満の括りを外してくる可能性もあると思ったが、それもなかったことになる。
しかし合格率が17.6%ということは、下手すると39点の可能性もあったという、、
そう考えると、38点の一点予想、あるいは38点と39点の二点予想をした予備校や講師に先見の明があったといえそうだ。38±1点としたところも、一応的中としておきたい。
【38点の一点予想】
・資格スクール大栄
・石川宅建
・宅建情報ネット
【38点、39点の二点予想】
・総合資格学院
・みやざき先生
・高橋克典講師
・林先生(LEC)
【38±1点の三点予想】
・日建学院
・宅建動画の渋谷会
なお、これらの情報源は、宅建速報.comというサイトによる。
このサイトには取り上げられなかったが、80%の確率で38点を予想していた「銀次郎の合格ブログ」も、ほぼ的中としておく。
──そして正式な合格発表へ
令和2年度の正式な合格発表は、12月2日(水)の午前9時30分からだ。住宅新報社のWebサイト上に次のように公表された。
不動産適正取引推進機構は12月2日、20年度の宅地建物取引士資格試験(10月実施分)の実施結果概要を発表した。それによると、合格者は2万9728人(男性1万9170人、女性1万558人)で、合格率は17.6%だった。登録講習修了者の合格率は19.6%。
合否判定は、38問以上正解(登録講習修了者は45問中33問以上)を基準としており、18年度の37点を上回る過去最高の基準点となった。また、問42については、選択肢1または4のいずれも正解とする措置をとった。
今年度の宅建試験(10月実施分)は10月18日に行われ、受験者は16万8989人(男性11万4731人、女性5万4258人)だった。
なお、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、試験場の密を避けるため、12月27日にも同試験は行われる。住宅新報では、1月5日号で本社解答番号と結果概要などを、12日号で再現問題と解説を掲載する予定だ。
このサイトでは、都道府県別に合格者の受験番号が掲載され、それと照合することで自分が本当に合格したことを確認できるわけだ。
https://www.retio.or.jp/exam/pass/todoufukensentaku.html
すでに午前0時に合格点が発表されているとはいえ、マークミスの可能性もゼロではない。それをここで再確認するのである。
また予想どおり、問いの42は、1と4のダブル正解となった。
10月試験はこれで終わったことになる。合格された皆さんには、心から「おめでとう」と言いたいし、敬意を表したい。
コロナ禍での勉強と試験は、さぞかし大変だったと思う。モチベーションの維持も難しかったに違いない。それでも強い意志を持って、日々頑張ってきたからこその合格である。
合格は一生有効だ。その後は、宅建登録実務講習を受けて宅建士になるもよし、はたまた別の資格試験にチャレンジするのもよし。
宅建に合格したことによって、無限の可能性が拡がる。人生が変わるかも知れない。
宅建試験が、法律系の国家試験の「登竜門」といわれる所以だ。
まだ12月27日(日)に、2度目の宅建試験が控えているので手放しには喜べないが、10月試験で合格した方々は、それぞれ自分が信じる道を突き進んでいってほしい。
残念ながら、合格できなかった方々は、来年リベンジを目指すかどうかを早い段階で決めた方がいい。
今年35~37点だった人たちは、あと少しで合格なので、是非ともリベンジを果たしてほしいと私は思っている。