宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

史上初の小学生合格者(当時12歳/小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建試験にチャレンジする方々に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。勝利の方程式&95%理論の提唱者!!

2023年の羅針盤

──選んだ教材を信じ切る

まだ宅建試験に合格していない受験生で、市販の教材を年間に10冊以上購入している人は要注意だ。

数多くの教材が手元にあると安心する気持ちは分からなくはないが、それだとむしろ合格を遠ざけてしまう。

どの教材も適当に流し、中途半端なまま本試験を受けても失敗するだけ。

そんなことは素人でも分かる。

ところが、

「もっと自分に合った教材がどこかにあるに違いない」

そう思って書店に足を運ぶ。

あるいはAmazonで教材をピックアップし、注文を確定してしまう。

そして本棚や机の上に山積みされた教材を見て、ため息をつく。

「何やってんだ俺(私)は、、」

いつまで経っても合格できない独学者の典型的なパターンだろう。

教材を活かすも殺すも自分次第。

その教材が、エスカレーターのように動いてあなたを合格まで送り届けてくれるわけではないのだ。


──情報量で優劣は決まらない

トリセツやらくらくといった情報量の絞られたテキストは読みやすい反面、途中で不安になることがある。

情報量の制限ゆえ、過去に出題されているのにもかかわらず、テキストに載っていない論点もあるからだ。

それでもっと詳しいテキストに走り、結果として今度は挫折してしまう。

情報量の多いテキストには、挫折しやすい負の一面もあるのだ。

だから私は、以前からテキストは2冊用意することをオススメしている。

通読用の易しめのテキストと調べるための詳しいテキスト。

上記『トリセツ』『らくらく』が普段使いの易しめのテキストで、LECの出る順『合格テキスト』(全3冊)やTACの『わかって合格る』あたりが調べ用テキストの代表例である。

初学者がいきなり合格テキストやわかって合格るを使っても、途中で投げ出してしまうのがオチだ。

ならば最初から、情報量の絞られた易しいテキストを用いるべき。

易しいテキストだと不安になることは理解できるが、一冊のテキストを最後まで通読しなければ、始めから何もやっていないのと変わらない。

仮に内容が十分に頭に入っていなくても、最後まで読み切ったことで全体像を俯瞰でき、自信にもなるのだ。

──チェックは一問一答で

テキストを読んでも、本当に理解できているかどうかは分からない。

テキストの理解度を確かめるには、並行して一問一答を解くことだ。

ただし、その場合の一問一答は、過去問から抜粋した肢で編集されているもの選んでほしい。

宅建試験は、過去問の焼き直し問題が全体の2/3以上を占めており、これを活用しない手はないからである。

一問一答の習得度は、その正答率を計算することで表すことができる。

もちろん、単に○✕の判定に終始せずに内容の理解を重視すること。

いきなり四択過去問から入る初学者もいるが、四択だと論点が分散し、焦点がぼやけてしまう可能性がある。

どういうことかというと、4つの肢すべてが、必ずしも同じ項目から出題されているとは限らないからだ。

まったく別の論点が、4つの肢のどこかに混じっている可能性もある。

これでは初学者は混乱するだけ。

初学者がダイレクトに知識を吸収するには、一問一答が最適なのだ。

──2段階の学習法

私は自身の勉強法を、第一段階と第二段階の2つに分けて考えている。

第一段階では、易しめの基本テキストと一問一答を用いる(上記参照)。

第二段階では、法改正が万全な『とらの巻』(2023年5月に発売予定)と分野別の最高峰『ウォーク問』①〜③で仕上げていく。

第二段階の教材は定番化しているが、第一段階のそれは流動的だ。

以前は、テキスト&一問一答ともに駿台そして日建へと移り、今はLECのトリセツがイチオシである。

テキストと一問一答は必ずしもリンクさせる必要はないが、同じ出版社・同じシリーズの方が使いやすい。

私は過去のブログでも、トリセツの基本テキスト&一問一答を第一段階の教材としてオススメしているが、らくらくと日建の一問一答をタイアップさせて使用しても構わない。

らくらくシリーズにも一問一答は出ているが、収録問題数が430問しかなく、さすがに少なすぎる。

その点、トリセツや日建、ユーキャンあたりは800問あるから問題ないし、TACのみんなが欲しかった!の一問一答は851問、パーフェクト宅建士の一問一答は1000問である。

TACのわかって合格るは600問しかないが、超基礎的な問題を省いてあるので、実質800問と変わらない。

第一段階の学習は、6月末を目処に終わらせてほしい。

その際、一問一答の正答率は95%以上に仕上げておく必要がある。

今後、更なる合格レベルの知識を構築していく上での土台となるからだ。

便宜上、学習期間を4月から10月の本試験前までとし、初学者向けの大まかな計画表を掲げておく。

この計画表をしっかり頭に入れ、日々の学習に励んでもらいたい。

夏以降、予備校の会場模試を受けたり、直前期に市販模試を購入して解いたりすると思うが、

あくまでも

一問一答→分野別過去問

が学習の中心である。

私はこれを「勝利の方程式」と呼んでおり、宅建ピラミッドの中核をなすものである。

問題別・宅建ピラミッド®
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/09/13/182840

このように一問一答と四択過去問(分野別過去問)をきっちり仕上げることが合格へと結び付くのだ。

──youtubeについて

テキスト代わりにyoutubeで学んでいる受験生も少なくないと思う。

ただテキストとyoutubeのどちらかを選べと言われたら、私なら躊躇なくテキストの方を選択する。

テキストに比べると、youtubeはどうしても網羅性に欠ける。

またテキストと同じ情報量をyoutubeで再現しようとすれば、30分動画ならば恐らく100本は軽く超えるはず。

しかもモノにするには、何度も繰り返し再生させなければならない。

それだけの時間を動画の視聴に費やすくらいなら、テキストを軽く読んで過去問に時間を使った方がいい。

メイン教材は紙媒体で、youtubeはあくまでもサブとして活用する。

全部を視聴するのではなく、苦手な項目に絞って視聴するのだ。

──おわりに

初学者の中には、直前期に模試などの予想問に走ってしまう人が少なからずいるようだが、過去問が未完成のうちは過去問から離れない方がいい。

過去問の正解率85%で予想問にオールインするくらいなら、過去問の正解率を95%以上にして予想問に手を出さない方が合格に近付ける。

本試験では過去問の焼き直し問題が7割程度出題されるが、予想問が的中する確率は5%未満である。

過去問は単にアウトプットするだけの材料ではなく、学ぶためのもの、つまりインプット的な要素が強いのだ。

このことに早い段階で気が付けば、その後の学習にも拍車がかかる。

以前にもブログで述べたが、テキストと過去問の勉強時間の比率は2対8もしくは3対7である。

テキストは軽く2周もすれば十分。あとは過去問の解説を読んでも分からないときに調べるために用いる。

テキストはさらっと、過去問にたっぷり時間を注ぎ込む。

合格する人は多少の違いこそあれ、概ねこんな感じで学習している。

間違ってもテキストや予想問に時間を使いすぎてはいけない。過去問が仕上がっていなければ尚更である。

このブログ記事が、独学者の皆さんの羅針盤になることを切に願う。

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