宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

史上初の小学生合格者(当時12歳/小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建試験にチャレンジする方々に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。勝利の方程式&95%理論の提唱者!!

焼き直し率について考察する®️

──焼き直しの例

ほとんどの資格試験において、過去問学習は避けて通ることができない。

それは試験の出題傾向を事前に知っておくという意味もあるが、特に宅建試験の場合、過去問の「焼き直し率」が他の資格試験に比べて著しく高いからに他ならない。

焼き直しというのは、その問いの論点が、過去に出題されたものと同じということ。

表現の違いこそあれ、内容が同じだから、その論点さえ知っていれば難なく問題が解けてしまうわけだ。

例えば、2006年に出題された農地法に関する次の肢の正誤を判定してみてほしい。

山林を開墾し現に水田として耕作している土地であっても、土地登記簿上の地目が山林である限り、法の適用を受ける農地には当たらない。

農地法上の農地かどうかは、登記簿上の地目ではなく、現況で判断する。よって答えは✕だ。

この論点を理解した上で、次の肢の正誤を判定していただきたい。6年後の2012年に出題されたものだ。

登記簿上の地目が山林になっている土地であっても、現に耕作の目的に供されている場合には、法に規定する農地に該当する。

2006年の肢がモノになっていれば、この2012年の肢が◯であることは容易に判断できる。

問題そのものは異なるが、内包された論点が同じである。これこそが「過去問の焼き直し」に他ならない。

そして宅建試験においては、この焼き直し率が、他の法律系の国家試験に比べて著しく高いのだ(約7割)。

*4つの肢すべてが「焼き直し」と言えなくても、キーセンテンスとなる肢が一つでも含まれていれば「焼き直し問題」としてカウントする。


──あるSNSに投稿した記事

私は以前、あるSNS(Twitterではない)に次のような投稿をしたことがある。

直後に、Twitter(X)にも同じ内容のものをツイートしたが、想像以上に反響が大きかった。

Twitterには文字数制限(140文字)があって全文が収まりきらないため、このような画像にして投稿したのだ。

前回の記事とかぶるが、ある人が過去10~12年の「年度別過去問集」を使って勉強していた。

繰り返し解いていくうちに、各年度の合格基準点に届くようになった。

それだけでは不安なので、更に頑張って40点ラインまで持っていった。

40点の大台に乗せた自信を胸に、その年の本試験に挑んだが、残念ながら合格できなかった。その年の合格基準点は35点だったが、彼は32点だった。

「合格基準点はおろか、更にその上の40点まで取れるように頑張ったのに、なぜ落ちたんだ?」

過去問が40点では、8割正解したにすぎない。

これを上記の法則に当てはめれば、

50×0.7×0.8=28
28+α(3~5)=31~33点

となり、合格基準点の35点には届かないことになる。正解率8割では合格できないのだ。

一言でいえば、詰めが甘かったとうこと。近年の宅建試験は、過去問の正解率が7割や8割では合格できない。

できれば90%以上、いや95%以上を狙うべきだった。ちなみに95%だとこうなる。

50×0.7×0.95=33.25
33.25+α=36.25~38.25点

世の中は広いので、まれに正解率が8割でも合格できる人がいるかも知れない。マークシートの試験だから、運のいい人だっているだろう。

しかし、ほとんどの受験生は、過去問の正解率が8割では合格できないのが現実だ。このことだけは心に留めておいてほしい。

逆に、正解率が95%以上ならば落ちる人の方が少数派である。

詰めるところはきっちり詰める。過去問の正解率もそうだ。

7割や8割の正解率に甘んじていてはいけない。過去問は最低でも95%以上、できれば全問正解を目指す!

私の場合、LECの『ウォーク問』全3冊を最終的に98%以上正解できるところまで持っていった。

詰めがしっかりできる人は合格し、詰めの甘い人は不合格となる。これは宅建に限らず、どんな資格試験にも言えることだと思う。


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