宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

史上初の小学生合格者(当時12歳/小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建試験にチャレンジする方々に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。勝利の方程式&95%理論の提唱者!!

本試験を迎えるにあたって(2025)

──はじめに

本試験会場にテキストなり過去問集を持参しても大して勉強できない。

これは私や息子の健斗の経験から判っていることである。

オススメなのは、とらの巻の付録『とらの子』のような薄いまとめテキストか、トリセツ一問一答の付属アプリ。

それでも全範囲に目を通すのはムリだから、苦手項目に的を絞って学習するなど工夫が必要だ。

一般受験生は、5問免除科目のどれかを総復習してはどうだろう?

特に“統計”は需要があると思う。

一応、私のブログ記事のURLを添付しておくので参考にしてもらいたい。

統計データ 2025【免除】
https://paparing-takkenshi.com/entry/2025/10/07/232409


──当日の持ち物チェック

2025年度の宅建試験は、10月19日(日)の13時から15時の間に行われる。

試験時間は2時間だ(5問免除対象者は1時間50分)。

本試験に必要なものは受験票などに記されているので大丈夫だと思うが、意外に何かしら忘れる受験生がいるので、念のためにチェックはしておいてほしい。

【受験票】

これが一番重要だ。最悪、受験票を写真撮影した画像がスマホにあれば会場で再発行してもらえるらしいが、万一忘れたら焦って試験どころではなくなるので注意してもらいたい。

【マスク】

コロナやインフルが完全に収束していない状況下では、マスク未着用だと教室に入れてもらえない可能性もある。最低2枚は用意しておくこと。

【HBかBの鉛筆又はシャーペン】

私は当時、芯の太さが1.3㎜のマークシート用のシャーペン(HB)を使った。鉛筆でも構わないが、必ずHBかBのものを使ってほしい。受験票にもそう記されているはず。機械で読み取るときそれらが一番反応しやすいからだ。3~4本用意しておけば安心だろう。

杞憂かも知れないが、黒のボールペンや油性マジックで代用してはいけない。宅建試験のマークシート用紙の判別に用いる機械は、鉛筆やシャーペンの芯に含まれる炭素を読み取るのであって、黒色に反応するわけではないからだ。

【消しゴム】

できればマークシート用の固めの消しゴムが好ましいが、プラスチック製の消しゴムであれば大丈夫だろう。ただし、一度マークしたところを消すときは、しっかり消すこと。

サクラクレパス社のArch(アーチ)という名の消しゴムがよく消えるのでお薦めだ。

【簡易な鉛筆削り】

鉛筆やシャーペンを数本用意しておけば特に必要ないと思うが、念には念をという人には、100均で売っているミニ鉛筆削りがあると安心かも知れない。

【腕時計】

携帯(スマホなど)を時計代わりに使用することは認められていない。腕時計でも電卓機能があるものはダメで、時間を見るだけのシンプルなものに限られる。

私は、Amazonで980円のアナログ腕時計を事前に購入しておいた。

【スリッパ】

私や息子の健斗は必要なかったが、会場によってはスリッパが必要となる場合もある。今一度、受験票を見て確認しておいてほしい。

【往復の交通費など】

原則、車で本試験会場へは行けないので、公共の交通機関を利用することになる。そのための交通費+αくらいのお金は用意しておいた方がいい。

【本試験会場までの地図】

本試験会場までの地図も、場合によっては必要かも知れない。地図アプリなどを使って、スマホでスクリーンショットしておけば安心だろう。万一、道に迷ったら、近くを歩いている人に聞くのが一番である。

【ハンカチ、ティッシュなど】

女性がこれらを忘れることはないと思うが、男性はたまに忘れる人がいるので注意。あと目薬も必要があれば用意すること。

【カーディガンか薄手のジャンパー】

感染対策として、教室の窓を全開にしている可能性もある。寒くてトイレが近くなっても大変だ。インナーを一枚多めに着た上で、カーディガンか薄手のジャンパーを羽織るとよいだろう。

【テキストや問題集】

分厚いテキストを持参してもほぼ意味がない。私や息子の健斗は、一問一答集を一冊持参したのみである。今ではスマホ一つでアプリやYouTubeなどが見られるので、必要な人だけが持参すればいいと思う。

【雨具】

天気予報で、当日の降水確率が20%以上の場合、出かける時に雨が降っていなくても折り畳み傘くらいは用意しておいた方がよいだろう。

──その他、注意すること

★教室内で食事はとれないので、昼食は、午前11時くらいまでに外で済ませておくこと。がっつり食べて試験中に腹痛を起こしてもまずいので、量はいつもより少なめにする。ペットボトルの飲料水か水筒を教室内に持ち込むことは可能だ。

★本試験は午後1時から始まるが、午後0時30分には指定された席にいなければならない。試験監督員から注意事項の説明などがあるからだ。トイレもそれ以前に済ませておくように。テキストや問題集も、午後0時30分までしか見ることができないので注意。

★スマホなどは電源をオフにして、教室で配布された封筒に入れて足下に置くか、鞄の中にしまう。マナーモードは厳禁である。試験監督員から指示があるので、それに従えばよい。

★30分遅刻すると、もはや試験そのものが受けられなくなる(正当な理由があれば別)。また不正防止の観点から試験の途中退席は認められていない。

★試験後にマークシート用紙は回収されてしまうので、のちに自己採点するときのために、問題用紙の各設問の自分が選んだ選択肢にあらかじめ印を付けておく。これを怠ると、自身の点数が何点だったか分からなくなる。なお、問題用紙は試験後に持ち帰ることができる。

──そして最後に、、

これまで計画通りに勉強が進み、万全な状態で本試験を迎えられる人は稀だと思う。ほとんどの受験生は、何度も学習計画が頓挫し、時には回り道をしながら今日を迎えてしまったのではないだろうか?

それでも日々積み重ねてきたものがあり、それが心の拠り所になっているに違いない。その自信を糧に本試験に挑んでもらいたい。

不安で押しつぶされそうな人もいると思うが、不安は合格の可能性がある人の心の中にしか宿らない。

自信と不安は表裏一体である。

頑張ってください!!

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統計データ 2025【免除】

──はじめに

宅建試験の5問免除の一つに「統計」があり、問48がそれに当たる。

出題項目は、

・地価公示
・建築着工統計
・土地白書
・法人企業統計

の概ね4つに集約され、たまに宅建業者数などを記載した国土交通白書が加わることもある。

仮に、これら以外の項目が肢の一つに含まれていたとしても消去法で十分対処できるので心配はいらない。

また統計では、「上昇か下落か」「増加か減少か」又は「何年連続か」あたりが重要であって、細かなパーセンテージまで覚える必要はない。

そのことを知らないが為に、数字に翻弄されて統計自体を諦めてしまう受験生が多いのが残念だ。

これらの「統計データ」は、一般的な市販テキストには掲載されていないため、独学で勉強してきた受験生には大いに参考になるはずである。

赤文字と青文字部分だけでも、しっかり押さえれば1点ゲットできるだろう。

なお、下記の❲R7-3公表❳というのは、令和7年3月公表という意味である。

──地価公示 ❲R7-3公表❳

ここでいう地価とは、土地の価格のこと。これが前年に比べて何%上昇しただの下落しただのを公示したものが「地価公示」である。

令和6年の地価変動は次のとおり。

【全国平均】

全国平均の地価変動率は4年連続で上昇し、上昇率が拡大した。

用途別では、

〈住宅地〉4年連続で上昇
〈商業地〉4年連続で上昇
〈工業地〉9年連続で上昇

となっている。

【三大都市平均】

三大都市平均の地価変動率は4年連続で上昇し、上昇率が拡大した。

用途別では、

〈住宅地〉4年連続で上昇
〈商業地〉4年連続で上昇
〈工業地〉11年連続で上昇

となっている。

【地方圏平均】

地方圏平均の用途別の地価変動率は、

〈住宅地〉4年連続で上昇
〈商業地〉4年連続で上昇
〈工業地〉8年連続で上昇

となっている。

──建築着工統計 ❲R7-1公表❳

建築着工統計には、年統計(1~12月)と年度統計(4~翌年3月)の2種類があるが、直近12年は「年統計」からしか出題されていないので、年統計だけを視野に入れておけばよい。

【新設住宅着工戸数】

令和6年の新設住宅着工戸数は、約79万戸で、2年連続の減少となった。利用関係別戸数の内訳は、

〈持家〉3年連続の減少
〈貸家〉2年連続の減少
〈分譲住宅〉2年連続の減少
となっている。

【新設住宅着工床面積】

約60,869千㎡で、3年連続の減少

──土地白書 ❲R7-5公表❳

令和6年の全国の「土地取引件数」(売買による土地の所有権移転登記の件数)は、全国で約132万件で、ほぼ横ばいで推移している。

日本の「国土面積」は約3,780万haで、森林が約2,503万ha、農地が約437万ha、住宅地、工業用地等の宅地は約197万haである。

──法人企業統計 ❲R6-9公表❳

令和5年度の不動産業の「売上高」は約56兆4,000億円で、2年ぶりの増加となった。

同年度の不動産業の「経常利益」は約7.3兆円で、2年ぶりの増加となった。

同年度の不動産業の「売上高経常利益率」は13.0%で、4年連続の増加である。

──国土交通白書 ❲最新データより❳

令和6年3月末現在の宅地建物取引業者数は、約130,583業者で、10年連続の増加である。




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LEC宅建士 渾身の5冊(2025年版)


──はじめに

一部の方はご存知だと思うが、私の勉強法は、第一段階と第二段階に分けて計画表が作られている。

第一段階は、易しめの基本テキストと一問一答を中心に回していく。

この計画表では4月からスタートとなっているが、6月ないし7月からのスタートに置き換えることは可能だ。

ここ数年、第二段階の教材は定番化しているが、第一段階のそれは流動的である。

第一段階の教材については次のブログ記事を参考にしてほしい。

宅建合格への羅針盤 2025
https://paparing-takkenshi.com/entry/2025/03/11/000000

テキストの内容を理解・記憶することも大切だが、それ以上に、一問一答の正答率を95%以上にすることを目標にするべし。

テキストの理解度は数値化できないが、一問一答で正答率を弾き出せば進捗状況がすぐさま確認できるからだ。

そして一問一答の正答率が95%以上になったら「第二段階」へ移行する。

以下、とらの巻とウォーク問❶〜❸が第二段階である。

──とらの巻

第一段階の基本テキストがあれば『とらの巻』は必要ないという人がいるが、法改正が万全な有名テキストはとらの巻だけである。

・どこでも宅建士 とらの巻(東京リーガルマインド/LEC)

宅建試験では、他資格に比べて法改正部分が出題されやすい。

法改正の対策をするとしないとでは、恐らく3点くらいの開きが出る。

当然のことながら合否にも影響する。

宅建試験自体、毎年4月1日までに施行された法律の問題が出題される。

よって、それ以前に発売された教材は改正部分の更新がなされていない可能性があるので注意が必要だ。

その点、とらの巻は発売日が遅いこともあって法改正は万全である。

このように改正箇所が赤の白抜きで表示されているため一目瞭然だ。

直前期にこの部分だけでもチェックしておけば安心だろう。

なお、とらの巻には「とらの子」という簡易なまとめ集(付録)があり、31ページと薄いので携帯に便利である。

──ウォーク問

言わずと知れた有名過去問集。

年度別ではなく分野別に編集されているため、各項目の問題に集中的に触れることができ力になりやすい。

・出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集(東京リーガルマインド/LEC)

私は基本的に年度別過去問集はオススメしていない。

ウォーク問のような分野別をマスターした後ならば年度別をやるのもありだと思うが、分野別を通さずに年度別に手を出しても大抵は失敗する。

各項目が詰めきれていない状態で年度別を解いても、地に足の付いた盤石な知識が得られないからだ。

きちんとした知識を得るには各項目の問題に集中的に触れ、項目ごとに論点を押さえていく必要がある。

年度別では各項目がバラバラに配置されており、詰めた学習ができない。

本試験形式に慣れるためにも年度別は必要という人がいるが、それならば予想模試を解いた方が実践的である。

それに年度別には、少なくない率で奇問や悪問が含まれている。

その点、ウォーク問のような分野別過去問集では、そういった奇問や悪問を除いた良問で構成されており、時間をムダにせずに済む。

ウォーク問の場合、❶権利関係、❷宅建業法、❸法令上の制限・税・その他の3冊に分けられており、収録問題数は全部で550題だ。

一冊本で300題程度の市販の分野別過去問集が多いが、合格ラインに乗せるには少し足りない気がする。

やはり最低でも500題は必要かと、、

ウォーク問は各問題ごとに、重要度が特A、A、B、Cに分けられているためメリハリのある学習ができる。

Cを除いた特A〜Bまでをマスターできれば、恐らく合格ラインには乗る。

あとは法改正と統計(5問免除者は除く)の対策を怠らなければ十中八九合格すると考えて良いだろう。

──直前予想模試

市販模試ほどその出来に開きのある教材はないと思う。

本試験問題と同様に、大半の模試は、過去問の焼き直し問題を6〜8割程度含めて問題が作られている。

そうしないと合格ラインを35点前後に調整できないからだ。

過去問の焼き直し問題が多いほど合格ラインは上昇する。

本試験でも、合格ラインが38点だった年は焼き直し率が8割を超えていた。

過去問学習をする人が圧倒的に多いので、この傾向は至極当然である。

ところが市販模試に関しては、焼き直し率を無視して作られたものがある。

それを解いて自信をなくし、本試験を諦めた受験生がいるくらいだ。

そうならないために、しっかりとしたデータに基づいた大手予備校で作られた模試を解いてほしい。

中でもオススメなのが、LECの直前予想模試である。

・出る順宅建士 当たる!直前予想模試(東京リーガルマインド/LEC)

予想模試が4回分ある上に、最新の過去問が2回分ダウンロードできてお買い得感があるのも利点だが、何より他社に比べて問題の質が高いのだ。

問題の難易度も本試験に近い。

LEC以外では、日建学院とTACの市販模試が質の面からも満足できる。

TACは問題が少し難しいが、本試験で40点以上を狙うのならオススメ。

大手予備校以外の模試にはハズレもあるので、できればLEC、そうでなければ日建かTACから選んでほしい。

あとは予備校の会場模試を一つか二つ受ければそれで十分だと思う。

──おわりに

最初にも述べたが、第一段階と違って第二段階の教材は定番化している。

LECの教材ばかりだが、別に私はLECのまわし者ではない。

他資格は知らないが、こと宅建教材に関してはLECが頭一つ、いや頭二つ分くらいは抜きん出ている。

なので第二段階の教材+予想模試が、LECに偏重してしまうのもある意味仕方ないことだと思う。

歴史があり、大手の資格学校として第一線で活躍されている優秀な講師陣を見ればよく分かるだろう。



宅建合格への羅針盤 2025

──選んだ教材を信じ切る

まだ宅建試験に合格していない受験生で、市販の教材を年間に15冊以上購入している人は要注意だ。

数多くの教材が手元にあると安心する気持ちは分からなくはないが、それだとむしろ合格を遠ざけてしまう。

どの教材も適当に流し、中途半端なまま本試験を受けても失敗するだけ。

そんなことは素人でも分かる。

ところが、

「もっと自分に合った教材がどこかにあるに違いない」

そう思って書店に足を運ぶ。

あるいはAmazonで教材をピックアップし、注文を確定してしまう。

そして本棚や机の上に山積みされた教材を見て、ため息をつく。

「何やってんだ俺(私)は、、」

いつまで経っても合格できない独学者の典型的なパターンだろう。

教材を活かすも殺すも自分次第。

その教材が、エスカレーターのように動いてあなたを合格まで送り届けてくれるわけではないのだ。


──情報量で優劣は決まらない

トリセツやらくらくといった情報量の絞られたテキストは読みやすい反面、途中で不安になることがある。

情報量の制限ゆえ、過去に出題されているにもかかわらず、テキストに載っていない論点もあるからだ。

それでもっと詳しいテキストに走り、結果として今度は挫折してしまう。

情報量の多いテキストには、挫折しやすい負の一面もあるのだ。

だから私は、以前からテキストは2冊用意することをオススメしている。

通読用の易しめのテキストと調べるための詳しいテキスト。

上記『トリセツ』『らくらく』が普段使いの易しめのテキストで、LECの出る順『合格テキスト』(全3冊)やTACの『わかって合格る』あたりが調べ用テキストの代表例である。

初学者がいきなり合格テキストやわかって合格るを使っても、途中で投げ出してしまうのがオチだ。

ならば最初から、情報量の絞られた易しいテキストを用いるべき。

易しいテキストだと不安になることは理解できるが、一冊のテキストを最後まで通読しなければ、始めから何もやっていないのと変わらない。

仮に内容が十分に頭に入っていなくても、最後まで読み切ったことで全体像を俯瞰でき、自信にもなるのだ。

──チェックは一問一答で

テキストを読んでも、本当に理解できているかどうかは分からない。

テキストの理解度を確かめるには、並行して一問一答を解くことだ。

ただし、その場合の一問一答は、過去問から抜粋した肢で編集されているもの選んでほしい。

宅建試験は、過去問の焼き直し問題が全体の2/3以上を占めており、これを活用しない手はないからである。

一問一答の習得度は、その正答率を計算することで表すことができる。

もちろん、単に○✕の判定に終始せずに内容の理解を重視すること。

いきなり四択過去問から入る初学者もいるが、四択だと論点が分散し、焦点がぼやけてしまう可能性がある。

どういうことかというと、4つの肢すべてが、必ずしも同じ項目から出題されているとは限らないからだ。

まったく別の論点が、4つの肢のどこかに混じっている可能性もある。

これでは初学者は混乱するだけ。

初学者がダイレクトに知識を吸収するには、一問一答が最適なのだ。

──2段階の学習法

私は自身の勉強法を、第一段階と第二段階の2つに分けて考えている。

第一段階では、易しめの基本テキストと一問一答を用いる(上記参照)。

第二段階では、法改正が万全な『とらの巻』と分野別の最高峰『ウォーク問』①〜③で仕上げていく。

第二段階の教材は定番化しているが、第一段階のそれは流動的だ。

以前は、テキスト&一問一答ともに駿台か日建を推していたが、今はLECのトリセツがイチオシである。

テキストと一問一答は必ずしもリンクさせる必要はないが、同じ出版社・同じシリーズの方が使いやすい。

私は過去のブログでも、トリセツの基本テキスト&一問一答を第一段階の教材としてオススメしているが、らくらくと日建の一問一答をコラボで使用しても構わない。

らくらくシリーズにも一問一答は出ているが、収録問題数が430問ほどしかなく、さすがに少なすぎる。

その点、トリセツやユーキャンは800問あり、日建は880問である。TACのわかって合格るやパーフェクト宅建士の一問一答は1000問と充実している。

第一段階の学習は、6月末(遅くても7月末)を目処に終わらせてほしい。

その際、一問一答の正答率は95%以上に仕上げておく必要がある。

今後、更なる合格レベルの知識を構築していく上での土台となるからだ。

便宜上、学習期間を4月から10月の本試験前までとし、初学者向けの大まかな計画表を掲げておく。

この計画表をしっかり頭に入れ、日々の学習に励んでもらいたい。

夏以降、予備校の会場模試を受けたり、直前期に市販模試を購入して解いたりすると思うが、

あくまでも

一問一答→分野別過去問

が学習の中心である。

私はこれを「勝利の方程式」と呼んでおり、自身のブログ“宅建ピラミッド”の中核をなすものである。

問題別・宅建ピラミッド®
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/09/13/182840

このように一問一答と四択過去問(分野別過去問)をきっちり仕上げることが合格へと結び付くのだ。

──youtubeについて

テキスト代わりにyoutubeで学んでいる受験生も少なくないと思う。

ただテキストとyoutubeのどちらかを選べと言われたら、私なら躊躇なくテキストの方を選択する。

テキストに比べると、youtubeはどうしても網羅性に欠ける。

またテキストと同じ情報量をyoutubeで再現しようとすれば、30分動画ならば恐らく200本は軽く超えるはず。

しかもモノにするには、何度も繰り返し再生させなければならない。

それだけの時間を動画の視聴に費やすくらいなら、テキストを軽く読んで過去問に時間を使った方がいい。

メイン教材は紙媒体で、youtubeはあくまでもサブとして活用する。

全部を視聴するのではなく、苦手な項目に絞って視聴するのだ。

──おわりに

初学者の中には、直前期に模試などの予想問に走ってしまう人が少なからずいるようだが、過去問が未完成のうちは過去問から離れない方がいい。

過去問の正解率80%で予想問にオールインするくらいなら、過去問の正解率を95%以上にして予想問に手を出さない方が合格に近付ける。

本試験では過去問の焼き直し問題が7割程度出題されるが、予想問が的中する確率は5%未満である。

過去問は単にアウトプットするだけの材料ではなく、学ぶためのもの、つまりインプット的な要素が強いのだ。

このことに早い段階で気が付けば、その後の学習にも拍車がかかる。

以前にもブログで述べたが、テキストと過去問の勉強時間の比率は2対8もしくは3対7である。

テキストは軽く2周もすれば十分。あとは過去問の解説を読んでも分からないときに調べるために用いる。

テキストはさらっと、過去問にたっぷり時間を注ぎ込む。

合格する人は多少の違いこそあれ、概ねこんな感じで学習している。

間違ってもテキストや予想問に時間を使いすぎてはいけない。過去問が仕上がっていなければ尚更である。

このブログ記事が、独学者の皆さんの羅針盤になることを切に願う。

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問題別・宅建ピラミッド®️

──勉強する順序①

まずテキストをさらっと読み、次いで該当箇所の一問一答(過去問ベースのもの)を解く。宅建が大きく4つの分野に分かれているからといって、各分野ごとにテキスト→一問一答の順に勉強していくわけではない。

例えば、テキストで権利関係の意思表示を読んだら、すぐさま一問一答の該当箇所の問題を解く。

続いてテキストで制限行為能力者の項目を読んだら、やはり一問一答の該当する問題を解いていく。

そんな感じで進めていく。

間違っても、テキストで権利関係分野をすべて読み終えてから一問一答という手法はとらないように。

2022年版までは日建シリーズを推薦していたが、2023年、2024年に引き続き2025年版もLECトリセツの『基本テキスト』『一問一答』を第一にオススメしたい。

テキストの情報量は少なめだが、読みやすくて無駄がなく、初学者にとってこれくらいがちょうど良い。

一問一答はすべて過去問の肢で成り立っていて、他の一問一答とは異なり、通常の解説とは別に「一行解説」が添付されている(以上トリセツ)。

また権利関係から始まるテキストと、宅建業法から始まるテキストの2通りがあるが、私は権利関係から始めた方がいいと思う。

難易度は権利関係の方が高く、その後に宅建業法へと進んだ方がスムーズにいく。これが逆だと、次の権利関係のハードルの高さに疲弊してしまう可能性があるからだ。

テキストを読んでから一問一答に移っても、すんなり問題が解けるとは限らない。テキストより過去問(ここでいう過去問は一問一答を含む)の方が、総じて難しいからである。

とはいえ、ここでもたもたしているわけにもいかない。解けても解けなくても、とりあえず解説部分を読む。理解できるまで読む。

解説を読んで意味不明の場合は、再度テキストに戻り、理解できるように努める。

この手順を踏んだにもかかわらず、理解できない場合は先に進む。その際、問題番号に✕でも付けておく。

そういう問題は、何度か繰り返していくうちにどこかで突然分かるときが来るもの。それを信じて、どんどん先へ進んでいく。

テキスト→四択過去問の順に勉強している人も多いが、テキスト→一問一答の方がサクサク進むし、一つ一つの肢を細部にまで分析できる。

一問一答を介さずに、いきなり四択過去問から始めてしまうと、正解肢以外の肢をおろそかにしてしまう可能性がある。

例えば1番が正解肢だった場合、2~4の肢をしっかり分析せずに流してしまうかも知れないのだ。

4番の肢が、試験対策上、最も重要な肢だったのかも知れないのに、、

【トリセツ以外】

初学者にはトリセツシリーズが一番のオススメだが、ある程度基礎力のあるリベンジ組にはTACの「わかって合格るシリーズ」もオススメ候補として推しておきたい。

https://twitter.com/paparing_tks28/status/1773220582827716647?t=80WTJF701pkMVr5de1l3ng&s=19


──勉強する順序②

そして一問一答の正答率が95%以上に達したら、次は四択過去問に移る。

ここでいう四択過去問は、年度別ではなく分野別だ(注・年度別が絶対にダメというわけではない)。

LECの『ウォーク問』に代表される分野別過去問の方が、同じ項目の問題に集中的に触れることができるため、年度別より知識が頭に定着しやすい。

対応するテキストは、全3巻からなる『合格テキスト』ではなく『とらの巻』を推奨。

[asin:B0F3P8BNFV:detail]
[asin:B0DFX71VV4:detail]
[asin:B0DPLVMC8V:detail]
[asin:B0DQC84RL3:detail]

分野別は、年度別のように点数が出せないからモチベーションが、という意見もあるが、その代わり正解率を出すことができる。

各年度の点数よりも正解率の方が精緻だし、分野ごとにそれを計算できる点もいい。

そして、この一問一答から分野別過去問へと移る学習の順序が、私がかねてより主張してきた「勝利の方程式」になるわけである。

勝利の方程式とは?®️
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/11/011433

勝利の方程式は、理論と実践の2つが成り立つことで完成するものだ。

理論とは、一問一答→分野別過去問の学習の順序のことであり、実践とは、その両方で正解率95%以上を達成することである。

95%以上が合格ゾーン®️
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/14/202428


──模試の位置付け

一問一答と分野別過去問の正解率がともに95%、いや、最低でも90%を超えてからでないと、模試を受けても散々な結果になる。

この場合の模試は、市販のものでも予備校のオープン模試でもどちらでも構わない。

[asin:B0F8PDXK73:detail]

仮に、過去問の正解率80%で宅建模試に初チャレンジした場合、恐らく30点そこそこの点数しかとれないはず。

もちろん、それには理由がある。

模試とは、本試験を模して作られた試験のことをいう。そして宅建試験の場合、過去問の「焼き直し率」がおよそ7割だ。大抵の模試もそれに則って作られている。

年度別40点の人が模試を受けた場合、

50×0.8×0.7+α=28+α

の計算どおり、30点そこそこの点数しか期待できない。これについては、次のブログ記事で触れてある。

焼き直し率について考察する®️
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/15/115205

このように、一問一答と分野別過去問の両方で、正解率95%以上を達成することが何より重要である。

つまり過去問をしっかりマスターした後でないと、模試での高得点は期待できない、ということだ。

このことを知らずに、過去問を適当に済ませてから模試を解き、その復習に力を入れる、などということはあってはならない。

それこそ本末転倒である。

過去問の正解率が80%で模試を受けるくらいなら、正解率を95%以上にして模試を受けない方がまだマシだ。

過去問が基礎であって、模試はそれがどれだけモノになっているかの確認作業に過ぎない。過去問という土台があってこその模試なのだ。

基礎工事がいい加減だと、その上に完成した建物もすぐにダメになる。

一問一答と四択過去問という土台がしっかりしていなければ、その上の模試にいくら力を入れても大して意味をなさないのだ。

テキストの通読は、最初の1~2回で十分。その後は調べるために用い、過去問学習に大部分の時間を割く。

テキストを除けば、一問一答→四択過去問→模試という順に手を付けていき、最後にラスボスの本試験が待ち受けている、という構図になる(下図参照)。

このピラミッド図を、下から順にマスターしていってもらいたい。

一問一答と四択過去問なら一問一答が先である。そして、過去問と模試ならば過去問のマスターが土台となり、その上に模試がくる。

この順序を間違えてはならない。

上記のピラミッド図では、一問一答と四択過去問の面積比が全体の70%くらいになっているが、実際は90%以上である。

この水色部分のマスターこそカギであり、土台であり、合格へのパスポートとなる。


【YouTubeの関連動画3点】

私ことパパリン宅建士を取り上げているYouTube動画のURLを添付しておいたので興味のある方はご視聴ください。

〈開始1分〜〉
https://youtu.be/vYUVg8cXnM4?si=qirZrRwPg-_I3lxf

〈開始14分〜〉
https://youtu.be/bTSu1iQmwHA?si=iNHPOCQJdnQ0dst0

〈開始6分30秒〜〉
https://youtu.be/FO8H9yaWy98?si=czl_54-eWTVBYRjX


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焼き直し率について考察する®️

──焼き直しの例

ほとんどの資格試験において、過去問学習は避けて通ることができない。

それは試験の出題傾向を事前に知っておくという意味もあるが、特に宅建試験の場合、過去問の「焼き直し率」が他の資格試験に比べて著しく高いからに他ならない。

焼き直しというのは、その問いの論点が、過去に出題されたものと同じということ。

表現の違いこそあれ、内容が同じだから、その論点さえ知っていれば難なく問題が解けてしまうわけだ。

例えば、2006年に出題された農地法に関する次の肢の正誤を判定してみてほしい。

山林を開墾し現に水田として耕作している土地であっても、土地登記簿上の地目が山林である限り、法の適用を受ける農地には当たらない。

農地法上の農地かどうかは、登記簿上の地目ではなく、現況で判断する。よって答えは✕だ。

この論点を理解した上で、次の肢の正誤を判定していただきたい。6年後の2012年に出題されたものだ。

登記簿上の地目が山林になっている土地であっても、現に耕作の目的に供されている場合には、法に規定する農地に該当する。

2006年の肢がモノになっていれば、この2012年の肢が◯であることは容易に判断できる。

問題そのものは異なるが、内包された論点が同じである。これこそが「過去問の焼き直し」に他ならない。

そして宅建試験においては、この焼き直し率が、他の法律系の国家試験に比べて著しく高いのだ(約7割)。

*4つの肢すべてが「焼き直し」と言えなくても、キーセンテンスとなる肢が一つでも含まれていれば「焼き直し問題」としてカウントする。


──あるSNSに投稿した記事

私は以前、あるSNS(Twitterではない)に次のような投稿をしたことがある。

直後に、Twitter(X)にも同じ内容のものをツイートしたが、想像以上に反響が大きかった。

Twitterには文字数制限(140文字)があって全文が収まりきらないため、このような画像にして投稿したのだ。

前回の記事とかぶるが、ある人が過去10~12年の「年度別過去問集」を使って勉強していた。

繰り返し解いていくうちに、各年度の合格基準点に届くようになった。

それだけでは不安なので、更に頑張って40点ラインまで持っていった。

40点の大台に乗せた自信を胸に、その年の本試験に挑んだが、残念ながら合格できなかった。その年の合格基準点は35点だったが、彼は32点だった。

「合格基準点はおろか、更にその上の40点まで取れるように頑張ったのに、なぜ落ちたんだ?」

過去問が40点では、8割正解したにすぎない。

これを上記の法則に当てはめれば、

50×0.7×0.8=28
28+α(3~5)=31~33点

となり、合格基準点の35点には届かないことになる。正解率8割では合格できないのだ。

一言でいえば、詰めが甘かったとうこと。近年の宅建試験は、過去問の正解率が7割や8割では合格できない。

できれば90%以上、いや95%以上を狙うべきだった。ちなみに95%だとこうなる。

50×0.7×0.95=33.25
33.25+α=36.25~38.25点

世の中は広いので、まれに正解率が8割でも合格できる人がいるかも知れない。マークシートの試験だから、運のいい人だっているだろう。

しかし、ほとんどの受験生は、過去問の正解率が8割では合格できないのが現実だ。このことだけは心に留めておいてほしい。

逆に、正解率が95%以上ならば落ちる人の方が少数派である。

詰めるところはきっちり詰める。過去問の正解率もそうだ。

7割や8割の正解率に甘んじていてはいけない。過去問は最低でも95%以上、できれば全問正解を目指す!

私の場合、LECの『ウォーク問』全3冊を最終的に98%以上正解できるところまで持っていった。

詰めがしっかりできる人は合格し、詰めの甘い人は不合格となる。これは宅建に限らず、どんな資格試験にも言えることだと思う。


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95%以上が合格ゾーン®️

──8割では合格できない

正解率95%以上!!

もちろん宅建の本試験での正解率ではなく、過去問の正解率のことだ。

一問一答集にしろ、四択の過去問集にしろ、最終的には「95%以上」の正解率を目指してほしい。いや、目指さなければならない。

5〜6年ほど前に、ネットで

「年度別で40点に届いていたのに宅建試験に合格できなかった」

という書き込みを見たことがある。

今から5〜6年前だから、合格基準点が35点の年だ。その人(男性)は、最初のうちは過去問を解いても半分の25点も取れなかったらしい。

しかし、何度か繰り返しているうちに各年度の合格基準点を突破し、最終的には40点に届くまでになった。

それで満を持して本試験に挑んだが、合格することができなかった。

「過去問をやり込めば宅建試験に合格できると聞いていたのに、、」

と呟き、意気消沈していたという。

もし彼が目の前にいたら、私はこう言っただろう。

「なぜ過去問の正解率を95%以上にしなかったの?」

年度別で40点は、正解率でいうと8割だ。これでは合格できない。

とはいえ正解率95%以上は容易なことではない。年度別なら48点。

統計問題は計算に入れないし、民法改正で成り立たなくなった問題もあるだろうから、実際には45/47点(95.7%)〜47/49点(95.9%)。

過去10~12年間のすべての年度で、この45/47〜47/49点以上の点数をクリアして、ようやく95%以上の正解率を達成したといえる。

間違いが許されるのはたった2問だ。

宅建試験は、他の法律系国家試験と比べても、過去問の「焼き直し率」が高い試験である。

合格基準点が35点の年で約7割。33点だと約6割で、37〜38点で8割ほど。

行政書士試験の過去問の焼き直し率が約4割と言われているので、7割がいかに高いかがお分かりだろう。

例外的に、平成26年度(32点)と27年度(31点)は、焼き直し率が5割を下回っていたというデータがある。

この2年間を除外して考えれば、宅建試験の過去問の焼き直し率は、およそ6~8割ということだ。

焼き直し率が高いと合格基準点は上がり、低ければ下がる。宅建試験の難易度は、焼き直し率が高いか低いかによって決まるのではないか?

通常の年であれば、過去10~12年の過去問をやり込めば「35点」は固い。

初出の問題が15問あったとして、それらを勘でマークするだけで3~5点が加算されるから、実際には38~40点くらい得点できる計算だ。

もちろんケアレスミスも考えられるから、そこから1~2点ほど下げて計算しても、合格基準点は十分にクリアできていることになる。

私の場合、一問一答にしろ四択過去問にしろ、正解率90%ではまだまだ不安でいっぱいだった。

だが繰り返し解くうちに正解率も上がっていき、95%を超えたあたりで合格圏に達したと感じた。

特に根拠があったわけではないが、感覚的にそう思えたのだ。

9月末に『ウォーク問』3冊で95%以上の正解率を叩き出した後、LECの『直前予想模試』を解いたら、39~44点(4回分)という得点だった。

私は正直、「いける」と思った。

しかし慢心はダメだ。

その後も、本試験前までウォーク問を続けていった結果、最終的な正解率は98%を超えていた。

しかも間違えたのは税の一部のみ。権利に業法、法令の3大分野+免除科目はすべて正解だった。

私が私の中で「合格」を確信した瞬間だった。

──分野別と年度別の違い

春先から夏にかけては「一問一答」に専念した方がいい。正答率が95%以上に到達するまでは、一問一答から離れるべきではない。

四択の過去問集や予想模試に手を付けるのはその後で十分だ。

一問一答の正答率が95%に達したら、次にやるべき問題集は「分野別過去問集」である。

分野別の一番のメリットは、同じ項目の問題を集中的にこなせること。

例えば権利関係の「代理」の過去問を解こうとしたら、8~10問ほど連続して代理の問題を解くことになる。

当然、その項目の力も付いてくる。

これを「年度別過去問集」で実践しようとすると、まず各年度ごとに代理の問題を探し当て、それを一つずつ抜き出さなければならない。

面倒だし、得られる知識も断片的なものになりやすい。

もちろん年度別にもメリットはある。

各年度の合格基準点が明記されているので、それを参考に、今の自分の実力を知ることができることだ。

合格点に達しているのかいないのか、達していない場合、あと何点で合格基準点に届いていたのか、、

ただし、意味のあるのは最初に解いたときの点数だけ。その後は「分野別過去問集」と同じく、正解率が自身の実力を測る尺度となる。

──年度別過去問の注意点

仮に、初学者が早い段階で「年度別過去問集」を解いたとしよう。平成28年度、合格基準点が35点のときの過去問を解いたとする。

最初だから、点数の方も芳しくないはず。一回目が20点しか取れなかったとしよう。見直しの段階で、解説部分を読んだり、テキストに戻って調べたりするのが普通である。

そういう手順をふんで、また一ヶ月後に同じ過去問を解けば、大抵は前回よりも点数が上がっている。30点に届いているかも知れない。

そして3周目あたりで、ようやく合格基準点を上回るようになる。仮に36点だったとしよう。

20点→30点→36点と点数が伸び、

「合格基準点を突破した!」

と声を出して喜ぶのであろうか??

ちょっと待ってほしい。同じ問題を繰り返し解けば、点数が上がるのは当たり前だ。その点数は、真に実力で勝ち取った点数ではない。

ましてや、合格基準点をクリアしたからといって「合格」にはならない。年度別過去問集を使っている(これから使う予定の)皆さんは、このことに留意しなければならない。

年度別を解いたときの点数で、本当に意味のあるのは最初の点数だけだ。

そこから徐々に点数を上げていき、最終的には95%以上の正解率まで持っていく。

そこまでやれて、ようやく「合格ゾーン」が見えてくるのだ。分野別でもそれは同じ。

最初の点数から正解率95%に達するまでの途中の点数は、単なる通過点に過ぎない。

たとえ合格基準点を超えようと、40点に到達しようと、それで一喜一憂することではないのだ。

過去問というのは本来、全問正解するまで繰り返す必要がある。95%以上の正解率というのは、合格するための最低限のノルマに過ぎないのだ。

過去問はできて当たり前。95%以上の正解率にまで到達して、初めて合格が射程圏内に入ってくる。

合格レベルにある他の受験生たちと、堂々と競い合えるようになる。

年度別過去問集を用い、何回転かさせた後、ある年の点数が40点に届いたからといって安心してはいけない。合格できると思ってはいけない。

それは壮大な錯覚であり、幻想あるいは蜃気楼のようなものだ。

一問一答にしろ、分野別過去問にしろ、はたまた年度別過去問にしろ、必ず95%以上の正解率を目指す。

それができなければ合格は厳しいし、できれば合格する。

皆さんが過去問で目指すラインは、各年度の合格基準点でもなければ、40点でもない。何度もいうが、95%以上の正解率である!!

最後に、私と息子の健斗が使った「分野別過去問集」の最終的な正解率を示しておきたい。

健斗の場合、一年目に『ウォーク問』も使用したが、二年目に合格した年は日建の『どこでも過去問』だった(日建は現在一冊本になっている)。

・私=ウォーク問❶〜❸
  最終正解率→98.4%
・健斗=どこでも過去問❶〜❸
  最終正解率→100%


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勝利の方程式とは?®️

──はじめに

私は以前、Twitterに次のようなツイートをしたことがある(一部修正済み)。

まず「一問一答」をマスターし、その後「四択の過去問」を仕上げれば、それが合格に結び付くのだと、、

私の経験と息子の最年少合格によって裏打ちされた理論。これに関しては絶対的な自信を持っている。

それをこれから説明していきたい。

──一問一答の重要性

一問一答のメリットは、上にあるように「一つ一つの肢を精緻に分析する癖が身に付くこと」だ。

だがもう一つメリットがある。

それは、「個数問題に対応する力が付く」という点である。

個数問題とは、正しいものや誤っているものはいくつあるか、といった肢の数を答えさせる問題だ。

これには消去法が使えず、すべての肢の正誤が判別できないと解けない。この個数問題を解く力を養うのに、一問一答は最適なのだ。

四択問題を消去法で解いてばかりいると、肢を精緻に分析できなくなる。

また正解肢以外の肢を疎かにしたり、設問の内容よりも正解番号を覚えてしまう可能性だってある。

例えば、1番の肢が正解肢だと気付いたら、2~4番の肢とその解説を読まなくなることだって考えられる。

そうなると回転数をいくら増やそうが力は付かない。正解番号を覚えてしまっていたら尚更だ。

だからこそ、まず「一問一答」から着手しなければならないのだ。

一問一答は、言い換えれば◯✕問題である。四択問題の正解肢の番号と違って、◯✕は記憶に残りにくい。

もちろん良い意味で、、

今のところ、私がオススメできる一問一答集は次の4冊である。

宅建士 合格のトリセツ 頻出一問一答式 過去問題集(LEC/東京リーガルマインド)
わかって合格る宅建士 一問一答セレクト1000(TAC出版)
パーフェクト宅建士 一問一答 Pocket(住宅新報出版)
どこでも学ぶ宅建士 チャレンジ!重要一問一答(日建学院/建築資料研究社)


私なりに入念にリサーチした結果、これら4冊がリストに残った。

共通点は、すべて過去問の肢で成り立っていることだ。これが後に大きな意味を持つことになる。

──四択問題集の注意点

市販の四択問題集には、次の3つのタイプがある。

年度別過去問集
分野別過去問集
予想問題集(直前予想模試)

理由は不明だが、宅建の初学者は、初めての問題集に過去10~12年の「年度別過去問集」を選びがちである。

しかし年度別は、かなりの実力者が夏以降にやる分には良いが、初学者には掴みどころがなく荷が重い。

最後の「予想問題集」は、一通り過去問学習を終えた人が直前期に解くもので、早い時期から初学者が手を付けるものではない。

一問一答を終えた人が次にやるべき問題集は、LECのウォーク問に代表される「分野別過去問集」である。

私が受験生だった頃のウォーク問は、3冊で500題だったが、今では550題となっている。

出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集❶〜❸(LEC/東京リーガルマインド)

分野別だと、同じ項目の問題を集中的に解くことになり、一つ一つの項目に対して実力が付きやすい。

これも私の経験だが、分野別過去問集をきっちり仕上げれば年度別は必要ない。後に年度別をやるくらいなら「直前予想模試」を時間を計って解いた方がはるかに力になる。

実際、私も息子の健斗も直前予想模試は使ったが、年度別過去問集は一切使わなかった。

反対意見もあるだろうが、それで合格を勝ち取った事実は動かせない。

──勝利の方程式

私が合格した当時、まずパーフェクト宅建の一問一答をマスターし、次いでウォーク問❶〜❸に手を付けた。

すると、自分でも予想だにしない不思議なことが起こった。

最初からウォーク問の正解率が、すこぶる高かったのだ。

なんと宅建業法の正解率が一周目から9割5分に達し、権利関係が9割、法令上の制限・税その他でさえ8割5分を超えていたのである。

「何が起こったんだ?」

私は自分の目を疑った。確かにパーフェクト宅建の一問一答は、すべて過去問の肢で成り立っている。

だがウォーク問と被っているのは、体感的に5割くらいのはず、、

にもかかわらずこの正解率!

当時のパーフェクト宅建の一問一答の収録問題数は1,200問ほど。

数の多さも一理あるだろう。しかし、それだけで正解率9割に到達できるとは到底思えない。

とはいえ、初見であの正解率を叩き出したのは紛れもない事実。

これは私の推測だが、一問一答集の中に、重要論点のほとんどが収められていたのではないか?

そう考えれば筋が通る。

最初からあの正解率だったから、間違えた問題の復習にも大して時間はかからなかった(確か50題ほど)。

一つ言えるのは、過去問の肢で成り立っている一問一答集をやっていたということ。オリジナル問題だと、恐らくこうはいかなかったと思う。

一問一答をマスターしてから四択の過去問に移るこのやり方は、今でも立派に通用する。

息子の健斗も、日建の一問一答集(上記の旧版)を使っていた。

あれから何年もの歳月が経っているとはいえ、一問一答をマスターしてから四択の過去問に移って、正解率が8割を下回ることはまずない。

もし下回ったのなら、一問一答が十分に消化できていなかっただけ。

95%以上の正答率に達していなかっただけである。

最後にもう一度だけ言うが、一問一答をマスターしてから分野別過去問で仕上げるこの方法が、最も効率のよい勉強法だと私は確信している。

何故か?

勝利の方程式 だからである!!


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年度別過去問集の落とし穴®️

──年度別か分野別か?

過去10~12年の「年度別過去問集」をメインに使っている人(使う予定の人)は、一体どれくらいいるだろうか?

私は以前から、過去問はLECの『ウォーク問』に代表される「分野別過去問集」をやるように訴えてきた。

この考えは今でも変わっていないし、今後も変わるとは思えない。

2019年3月にTwitterに参入した私は、同年、半年以上にわたって宅建の受験生らと関わってきた。

そして過去問をやるにも、年度別派と分野別派がいることを知った。

割合はほぼ五分五分だった。

しかし夏以降の模試で、40点以上の高得点を叩き出していたのは、主に分野別過去問集を使っていた人だ。

それはもう、圧倒的と言ってもいいほどの開きだった(8対2くらい)。


──メリットとデメリット

では、どうしてそんな偏りができてしまったのか?

例えば宅建業法。『ウォーク問』のような「分野別過去問集」を使っている人は、業法ならば業法ばかりを集めた過去問を、小項目ごとに集中的に解くことになる。

営業保証金の問題は9つ連続、媒介・代理契約と重要事項の説明は、それぞれ11連続で問題が並んでいる(『ウォーク問❷宅建業法』より)。

このように、同じ項目の問題を連続して解けば、その項目の論点が嫌でも頭に入ってくる。これが分野別過去問集の最大の強みだ。

もちろん「年度別過去問集」にもメリットはある。

12年分の過去問集ならば、1日に1年分ずつ、12日で完結するように勉強計画を立てることも可能だろう。

だがこの方法は、相当の実力者が夏以降にやる分には良いが、初学者にはさすがに荷が重い。

また各年度、50点中で何点とれたかを採点することにより、それがモチベーションにつながるともいえる。

年度ごとの合格基準点が明記されているので、大方の難易度も分かる。

ただし、各年度の問題を繰り返し解いても、本当に意味があるのは最初の点数だけだが、、

──特化型の勉強法

知識を定着させるには、各項目に特化した勉強をしなければならない。

これを年度別で実践しようとすると、相当な工夫が必要となる。

お目当ての項目の問題を探し出し、一つずつ抜き出さなければならないからだ。面倒なことこの上ない。

だから年度別は、今日は令和元年の過去問(50問)を解き、明日は平成30年の過去問を解く。次は平成29年、その次は平成28年、、といったやり方で解いていくのがベターだ。

しかしこのやり方では、いつまで経っても一つの項目に特化した学習にはならない。全項目をバランスよく勉強するといえば聞こえは良いが、特定の項目を得点源にはしにくい。

これといった武器が作れないのだ。

それでも26~45の業法だけを取り出して、それを数年分まとめて解けば、いくらか効果はあると思う。

ただ本試験では、30番がどんな項目で、35番がどんな項目とか決まっているわけではない。

同じ30番の問題でも、報酬額の制限のときもあれば、重要事項説明や37条書面に関する問題の場合もある。

問題番号から何の項目かを推測することは、民法の特別法(借地借家法など)や、税・免除科目などを除いてほぼ不可能といえる。

だからこそ、年度別ではなく分野別を用いて、項目ごとの強化を図らなければならないのだ。

そういう特化型の勉強をやらずに、各年度の問題を解いて一喜一憂する勉強法には「落とし穴」があると言わざるを得ない。

分野別ではなく、年度別過去問集を用いて勉強している人(勉強する予定の人)に問いたい。

「35条書面や37条書面に特化した勉強はいつやるのか?」

「開発許可に特化した勉強は?」

「建築確認に特化した勉強は?」

今現在、分野別過去問集を使っている人、これから使う予定の人ならば、これらに特化した勉強は既にやっているか、今後必ずやることになる。

だからこれらの項目の問題も難なく解けるか、黙っていてもやがて解けるようになる。

初学者の方はもちろん、昨年、年度別を用いて合格できなかったリベンジ組の方々も、今年は分野別過去問集を使うことを強くオススメする。

近年の宅建試験は、項目ごとの掘り下げが深く、特化型の学習を取り入れなければ十分な得点が見込めない。年度別では、それが困難なのだ。

それぞれの項目を、ローラー作戦のように連続して潰していく。そうやって各項目を押さえていく。年度別ではそれは叶わない。

それが可能なのは、ウォーク問のような「分野別過去問集」だけである。

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テキスト至上主義の弊害®️

──テキストだけでは合格できない

宅建試験の学習において、テキスト(教科書)に比重を置きすぎる勉強法が一番効率が悪いと思う。

仮に、テキストだけを隅々まで覚えて本試験を受けた場合と、テキストなしで過去問だけを繰り返し解いて本試験を受けた場合とでは、明らかに後者の方が合格率は高いだろう。

過去問は100%本試験で出題された問題だが、テキストはそうではない。

テキストには、過去に問われていないこともたくさん掲載されており、そういったものの大部分は、近い将来に出題される可能性も低い(法改正に関するものは除く)。

要するにムダが多いのだ。

そして、テキストの内容を完璧に覚えてから過去問にトライすることを考えている受験生のほとんどは、テキストを完璧にできないまま終わる。当然、過去問も未消化のままだ。

こうして多年受験生化していく。

宅建試験は、高校の世界史や日本史、地理、政治経済のように、教科書中心の勉強では通用しない。

どちらかというと、数学に近いのかも知れない。多くの問題を何度も解くことで高得点を期待できるからだ。

これまでに数え切れないほどの資格学校の講師陣や、合格を手にした諸先輩方が、口を揃えて

「過去問を繰り返し解いてください」

と言っているのに、それに耳を傾けようとしないテキスト至上主義者が、今でもこの日本にたくさんいることが残念で仕方がない。

──自動車学校から学ぶ

以前にも少し触れたが、自動車学校の学科試験(ペーパーテスト)を思い出していただきたい。

自動車学校では、入校すると受講生全員に「教本」が配布され、学科の授業はその教本を中心に進められていく。

そして卒業前の学科試験では、100問ほどの◯✕問題が出題され、90点以上で合格となる(愛知県試験)。

その学科試験に合格するために、皆さんはどんな勉強をされただろうか?

配布された教本を隅々まで暗記して学科試験に挑んだのか?

それとも過去に出題された大量の◯✕問題を何度も解いて挑んだのか?

もちろん、教本も少しは勉強しただろう。しかし大半の受講生は、◯✕問題を解くことに時間を割き、合格できたのではないか?

宅建試験とは難易度が、、

確かに、宅建試験と自動車学校の学科試験とでは、難易度が異なる。四択問題と◯✕問題(一問一答)という出題形式の違いもある。

だが着目点はそこではない。

世の中には過去問で乗り切れる試験が数多くあり、宅建試験もその内の一つということだ。

そもそもテキストだけでは今の実力を可視化できない。過去問は正解率を算出できるが、テキストではそれがかなわないのだ。

過去の宅建試験に、テキストのみで合格した人を私は知らない。

唯一、予想問題を繰り返し解いて受かった人の話を「合格体験記」で読んだことがあるが、ほとんどすべての合格者は、過去問をマスターしてから本試験に挑み、合格している。

勘違いしてほしくないが、テキストが不要だと言っているのではない。

テキストは最初にさらっと1~2回読んで、あとは過去問(一問一答を含む)を解き、解説を読んでも分からないときに限り、辞書のような使い方をすればいい。

前回の記事でも述べたが、テキストと過去問の時間比率は、2対8である。テキストが2で、過去問が8だ(3対7までは許容範囲内)。

テキストに5以上の時間を割いている人は、今すぐにでも、過去問中心の勉強に改めなければならない。こと宅建試験に関しては、テキスト至上主義では合格は遠のくばかりである。

何度も言うが、テキストはさらっと、過去問にたっぷりと時間をかける。

多年受験生にならないため。そして今年の宅建試験に合格するために!!


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