宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

史上初の小学生合格者(当時12歳/小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建試験にチャレンジする方々に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。勝利の方程式&95%理論の提唱者!!

テキスト&一問一答の使い方

──はじめに

いざ「今年の宅建試験に合格するぞ」と心に誓ったものの、勉強のやり方・進め方自体が判らなくて悩んでいる初学者の方は多いと思う。

ここでは、前出した駿台の『速攻テキスト』『一問一答』をベースに話を進めていきたい。

まず『速攻テキスト』だが、大きく第1部「権利関係」、第2部「宅建業法」、第3部「法令上の制限」の3部構成になっている。しかも、この3分野は、バラして取り外しができる仕様である。

対して『一問一答』の方は、4部構成で取り外しはできない。もっとも『速攻テキスト』の第3部「法令上の制限」が、『一問一答』の第3部「法令上の制限」と第4部「税・その他」の両方を含んでいるので、両者は完全リンクしていると言える。

各章の数と、各章のタイトルも同じだ。

──駿台の2冊の使い方

まず第1部「権利関係」から。テキスト、一問一答ともに、第1章「制限行為能力」、第2章「意思能力」、第3章「代理」、、という順になっている。

最初に『速攻テキスト』の第1部、第1章「制限行為能力」を読む。暗記は後回しで良いので、内容を理解しながら読んでほしい。章の最後に「確認問題」が置かれているが、それも一応解いてみる。

そしたら次に、『一問一答』の第1部、第1章「制限行為能力」の問題を解く。こちらは問題文の右上に□マークが3つあるので、左から順に、正解ならば◯、間違っていたら✕を付けていく。

正答率が低い場合、何度か繰り返して、最低でも8割以上の正答率にもっていく。その場合でも、□マークのチェック欄には、一つしか◯✕を付けてはいけない。分からない問題は、『速攻テキスト』に戻って確認し、疑問点を極力なくしておく。

どれだけ理解し記憶できたかは、テキストを読むだけでは可視化できないので、『一問一答』の正答率を道標とする。ここで確実に8割以上正解できるようになったら、次の第2章「意思能力」に移る。

そういう手順をふんで、第1章→第2章→第3章、、と進んでいってもらいたい。

第1部「権利関係」は、全部で20章に分かれているが、各章ごとに、テキスト→一問一答と進めていくのが正しいやり方であって、間違ってもテキストの第1部「権利関係」をすべて読み終えてから、一問一答を手掛けるという方法をとってはいけない。

細分化して進めていく理由は、テキストの記憶がまだ残っているうちに一問一答を手掛けた方が、脳に知識を定着させやすいからだ。

その方法で、第1部「権利関係」の最後の章(第20章)まで辿り着いたら、そのまま第2部「宅建業法」に移るのではなく、再度、第1部「権利関係」の第1章に戻って、同じように進めていく。

つまり、まったく同じ作業を2回繰り返すわけだ。当然『一問一答』の真ん中の□マークに、◯か✕を付けていく。こうやって2回転させる。

今度は、『一問一答』の第1部「権利関係」の最後に置かれている実力チェック「過去問に挑戦」も解いてみる。これは四択問題だから、より実践的な感覚を身に付けることができるようになる。

ここまで到達できたら、次は『速攻テキスト』を読まずに、いきなり『一問一答』を第1部、第1章から順に解いていく。その際、残りの□マークには最後の◯✕を付ける。理解が困難な問題は、テキストに戻って確認しながら抑えていく。もちろん、実力チェック「過去問に挑戦」も再度解く。

最後に各50問の四択の「予想模擬試験」が2つ用意されているが、これは6月以降にやれば十分だ。

一問一答は、最終的に95%以上の正解が得られるまで、何度も何度も繰り返し解いてほしい。

これが第1部「権利関係」を効率的に勉強していくための手順である。第2部も、第3部も、この第1部と同じやり方で進めていってもらいたい。

駿台の『速攻テキスト』は、第1部「権利関係」が全20章、第2部『宅建業法』が全9章、第3部「法令上の制限」が7章+6章の全13章である。

つまり合計42章で成り立っている。一日に1章ずつ進めていけば、3回転させたとしても、権利関係で約2ヶ月。宅建業法と法令上の制限で約2ヶ月の合計4ヶ月ほどで終わる計算だ。

もちろん時間に余裕のある人は、一日に2章ずつ進めていっても構わない。私の感覚では、1章を終わらせるのに約2時間。2章なら約4時間といったところだ。平日は1章ずつ、土日に3章ずつやれるのなら、3回転させても3ヶ月かからない。

このやり方ならば、仮に4月から始めたとしても6月末までには余裕で終わる計算だ。スタートが遅れた場合でも、8月末までを限度とし、それを超えないように取り組めばギリギリ間に合うはず。

毎日が忙しい人も、そうでない人も、それぞれ自分に適した学習プランで進めていってほしい。

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