宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

史上初の小学生合格者(当時12歳/小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建試験にチャレンジする方々に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。勝利の方程式&95%理論の提唱者!!

宅建士 出るとこ集中プログラム

──吉野先生からのメッセージ

3月3日の午前、吉野塾の吉野先生ご本人から私宛にDMが届いた。

「ご迷惑でなければ、摂書(宅建士 出るとこ集中プログラム)をお送りさせて頂こうかと思うのですが、いかがでしょうか?」

突然のご連絡に私は驚いた。実は昨年、書店で吉野先生の著書を手に取り、ギリギリまで買おうかどうか迷ったことがあったのだ。

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吉野先生と私は、Twitterで相互フォローになってから一年半ほどになる。私のブログ(史上最年少合格へ⑦)を読んでくれ、メッセージをいただいたことがきっかけだった。

そんな吉野先生から、ご自身が執筆された『宅建士 出るとこ集中プログラム』の2021年版を送ってくれるというのだ。吉野塾のメインテキストでもあるらしい。

私は快く承諾し、私の住所と氏名をDMで吉野先生に伝えた。まだ発売前だったので、納品され次第、郵送していただけるとのことだった。

この件を「私のブログで紹介させていただくことは可能でしょうか」という私の要望も快く聞き入れてくださり、今回、ブログ記事を手掛けることになったわけだ。

──シンプルかつ無駄のないテキスト

3月8日(月)の夜7時ごろ、自宅に帰った私は、郵便受けに荷物が入っていることを確認。

家の中で封を開けてみると、そこには吉野先生のA4用紙のメッセージと共に『宅建士 出るとこ集中プログラム』の2021年版+吉野塾のミニタオルが入っていた。

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早速、吉野先生にお礼のメッセージを送り、ご著書を拝見することにした。表紙を開くと、そこには「パパリンさんへ」で始まる吉野先生直筆のサインが記されていた。

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この先のページは、著作権の問題があるので画像はお見せできないが、「本書の使い方」と題して、直近5年間の宅建試験で『宅建士 出るとこ集中プログラム』を利用した場合にどれだけ得点できたかが箇条書きされていた。

そのすべての年度で、40~42点の得点がデータ上可能だったことが記されていたのだ。これは大変興味深いデータだった。

というのも、通常の宅建テキストは、概ね500~700ページほどである。対して『宅建士 出るとこ集中プログラム』は、それらよりはるかにシンプルで340ページしかない。

この分量で、40点以上得点できる情報量が収められていることが凄いのである。

かといって、細かい記述がところ狭しとぎゅうぎゅうに敷き詰められているわけではない。他のテキストと比べても、1ページあたりの記述量はどちらかというと少ない方だ。

にもかかわらず、なぜこの情報量で40点以上の得点が可能になるのか?

それだけ試験に出るところに特化し、無駄な記述を極限まで削ぎ落としたからに違いない。まさに「出るとこ集中プログラム」である。

全部で66セクションで成り立っているが、各セクションの終わりに、3~5問程度の重要過去問から抜粋した「◯✕一問一答」が置かれていて、知識の確認に役立つよう工夫されている。

A5サイズで、黒と青の2色刷りだ。

──過去問学習のデメリット

近年の宅建試験は、過去問演習だけでは合格は厳しいと言われる。それだけだと知識が断片的になり、どうしても抜けが生じてしまう。

だからテキストをしっかり読み込んで、過去問で問われた論点だけではなく、その周辺知識も身に付けなければならないのだと。

だがここで一つの疑問が生じる。過去問中心の学習では、確かに抜けが生じてしまう。しかしその抜けというのは、そんなに高度なものなのか。基礎レベルを超えたものなのか?

例えば、合格するためには1~10までの知識が必要で、過去問で1~3、5~7、9、10の情報が得られたとする。この場合、足りない知識は、4と8ということになる。

その4と8の知識というのは、実はそれほど高度なものではない。ほとんどのテキストに記載されているような基礎知識に過ぎないのだ。

そのことに気が付けば、過去問中心の学習をしてきた受験生がやるべきことが見えてくる。

分厚いテキストを隅々まで読み込むような学習はまったく必要なく、もっとベーシックで厚みのないテキストで基礎知識を補完する。それで4と8の不足分は十分に補えるのだ。

そして、その条件に最もふさわしいと思われるテキストが、吉野先生の『宅建士 出るとこ集中プログラム』なのである。

時間に限りのある受験生にとって、他の市販テキストは、費用対効果の面からみてもクエスチョンマークが付く。もちろん調べるために用いることは有益だが、通読には向かない。

そもそも、500ページ以上ある宅建テキストを、何度も通読できる受験生はほとんどいない。だから必然的に、過去問に比重を置いた学習にならざるを得ないのだ。

その点、『宅建士 出るとこ集中プログラム』ならページ数が少ないため、何度でも周回させられる。通読が苦行ではなくなる。

現在、一問一答や分野別過去問を学習する傍らに使っているテキストは、そのまま使った方がよい。両者がリンクしているのなら尚更だ。

しかし過去問学習が仕上がってきた段階で、過去問の抜けを埋め合わせするためにテキストを通読しようとした場合、分厚いテキストでは荷が重いし、かかる時間も膨大だ。

合格者と不合格者の違いは、難問が解けたか解けなかったかではない。いかに基本的な問題を得点できたかどうか、である。

基本問題を取りこぼさなかった人は合格し、取りこぼした人は不合格となる。だからこそ『宅建士 出るとこ集中プログラム』のように、基礎分野に特化したテキストに価値があるのだ。

吉野塾の塾生だけではなく、一般の宅建受験生にもお薦めしたいテキストである。