宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

史上初の小学生合格者(当時12歳/小6)の父による宅建合格ブログです。これから宅建試験にチャレンジする方々に、最短距離で合格を勝ち取るためのノウハウを提供します。勝利の方程式&95%理論の提唱者!!

水野健の宅建士 神テキスト&神問題集

──水野先生との出会い

2023年度の宅建本試験直後の10月17日、宅建界隈の大御所・水野先生と名古屋で初めてお会いした。

それ以前にXのスペースで少しだけお話したことはあるが、その時、水野先生から「名古屋へ行ったときは挨拶させてほしい」旨のお言葉をいただいていた。

ちょうどその日、水野先生は愛知県内で仕事が入っていたらしく、「仕事の後にお会いしませんか?」というDMが事前に私のところに届いた。

私は速攻で「了解です」と返信をし、対談が実現することになった。

当初はLEC名古屋駅前本校のやはた先生と3人で合流する予定だった。

しかし、やはた先生が21時半まで仕事だったため、18時に名古屋に到着した水野先生と2人でカフェで時間を潰すことにした。

私はJR名古屋駅のタカシマヤ51階にある「カフェ ド シエル」という“天空のカフェ”にご案内し、2人で夜景を楽しみながら雑談した。

ちなみにこのカフェは、私が宅建みやざき塾の宮嵜先生やマンサポセンターの金田ゆき先生と最初にお会いした思い出深いところでもあった。

水野先生は博識で、宅建以外の話もたくさん聴かせていただいた。

内容は差し控えるが、業界の裏情報などは私にはとても興味深かった。

またそのとき、水野先生からご著書を一冊ご恵贈していただいた。

21時を過ぎたあたりでカフェを出て、やはた先生のいるLEC名古屋駅前本校まで水野先生と一緒に向かった。

やはた先生と合流したあと、手羽先で有名な「世界の山ちゃん」へと向かい、3人でXのスペース(ホストはやはた先生)をしながら雑談・飲食した。

https://twitter.com/yapatan/status/1714271304881508839?t=Oi4Tm-shohBfX-w1cT_vuQ&s=19

しばらくして、最終電車が迫ってきたため私は泣く泣く途中で退席した。

水野先生そしてやはた先生と楽しいひと時を過ごすことができ、私にとって忘れられない一日となった。

──宅建士 神テキスト

水野先生と名古屋でお会いした時に、今後KADOKAWAから新しい教材が2冊発売される旨をお聞きし、順次、私の自宅に郵送していただけるとの約束もしていただいた。

発売・郵送は『神問題集』の方が先であったが、ここでは『神テキスト』の方からお伝えしていきたいと思う。

A5サイズで全590ページオールカラーである(セパレート方式ではない)。

情報量は、初学者向けのトリセツの基本テキスト(LEC)よりは多く、わかって合格るの基本テキスト(TAC)よりやや少ない。

両者の中間といった感じ。

本文以外に図や表が多く、その点はトリセツに似ている。

トリセツと比べると文字のフォントがやや小さめで、その分、トリセツより文章量は多い。

そして一番の特徴は、ほぼすべての項目に少なくない量の「一問一答」が置かれていることだろう。

トリセツの基本テキストにも一問一答はあるが、ほんの気持ち程度に添えられているに過ぎない。

吉野先生の出るとこ集中プログラム(2023年版)が、全部で264問の一問一答が各セクションに振り分けられていて定評がある。

しかしこの神テキストには、「問題にチャレンジ」と題して全部で343問もの一問一答がほぼ小項目ごとに掲載されているのだ!

漠然とテキストを読み込むだけでは知識は吸収されにくいが、項目ごとに一問一答が置かれていると知識の定着には有効といえる。

後述の神問題集にも、四択過去問のすぐ後に3つの一問一答が置かれているため、それらの一問一答を合わせると全部で1300問以上の一問一答がこの2冊に収められていることになる。

神テキストは、それなりに情報量も多いため初学者には厳しいかも知れないが、これと後述の神問題集の2冊を徹底的に極めれば、合格ラインは間違いなく超えるだろう。


──宅建士 神問題集

年度別ではなく、ウォーク問(LEC)等と同じ分野別過去問集である。

A5サイズで全680ページ、上記『神テキスト』より若干厚みがある。

赤色を取り入れた2色刷りで、赤シート対応となっている。

また神テキストと異なり、3分冊に切り離せるセパレート方式である。

一冊本の分野別過去問は、概ね300問程度に編集されているものが多いが、この神問題集には332問の四択過去問が収められている。

加えてすべての四択過去問のあとに3つの一問一答が添付されている。

さらに右ページの解説部分が充実していて、随所に図や表、そして「Ken‘s Point」と題して解き方のコツや補足情報なども掲載している。

至れり尽くせりで密度が濃い、というのが私の第一印象だ。

通常の過去問だけではどうしても論点に抜けが生じるため、それを一問一答と図表で補っているイメージだ。

よく似たタイプの過去問集に、宅建ではないが、伊藤塾の『司法試験・予備試験 短答式過去問題集 民法』(日本評論社)というのがある。

この問題集も五択過去問をメインに、一問一答や図表で足りない論点を補っていくタイプのものだ。

2023年度の予備試験で、この問題集で学習してきた受験生が縦横無尽に使い倒した結果、民法の短答満点だったという情報があった。

通常の過去問をメインに、足りない論点を一問一答や図表で補っていくコンセプトが神問題集と共通している。

ゆえに私は、この神問題集に他とは異なる価値を見出しているのだ。


──おわりに

神テキストにしろ神問題集にしろ、通常の宅建教材と比べると情報量がやや多めなので、どちらかというとリベンジ組向けの教材だと思う。

もちろん、TACのわかって合格るシリーズを用いて合格する初学者もいるので、必ずしもリベンジ組“専用”の教材というわけではない。

その後に上位資格を視野に入れている志の高い初学者ならば、この神シリーズから入ってもいい気はする。

ただ私の勉強法は、一問一答から始めて分野別過去問に移るというもの(=勝利の方程式)だから、初学者がいきなり神シリーズから入るとこの方程式が崩れてしまう。

なので初学者の方は、まずトリセツシリーズのような比較的易しいテキスト&一問一答から入り、その後にウォーク問に移った方が無難だろう。

その場合、教材は『とらの巻』を含めて最低6冊必要になるため、教材の数の多さに音を上げてしまう受験生がいてもおかしくはない。

順序立ててやれば決して多い数ではないが、その数に無言の圧力がかかり、気おくれしてしまうようなら「神シリーズ」という選択肢もありうる。

神シリーズならば、テキストと問題集の計2冊で済むからだ(模試は除く)。

できるだけ少ない冊数をボロボロになるまで使い倒す自信がある受験生ならば、神テキスト&神問題集は最善の選択といえるかも知れない。


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