宅建・史上初の小学生合格者の父による宅建合格ブログ

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LECの直前予想模試(2021)

──模試には当たり外れがある

毎年6月になると、店頭に「宅建予想模試」が出揃いはじめる。種類はそれほど多くはないが、出来不出来の差は大きい。

「市販の模試なんてどれも同じ」

「どれをやっても大差はない」

そういう意見もある。

だが私が実際に解いてみて感じたことは、

「市販の模試には当たり外れがある」

ということだ。

資格学校で作られた模試は総じて出来がよく、ある程度信頼もできるが、それ以外の模試に本試験とはかけ離れたものが一部存在するので注意しなければならない。

宅建試験の過去問の焼き直し率は、概ね6~8割で、平均すると7割ほど。資格学校の模試も、これに則って作成されている。

ところが一部の模試に、この法則を無視して作られているものがあるのだ。

今年は分からないが、数年前までの住宅新報出版の『パーフェクト宅建の直前予想模試』や成美堂の『法改正と完全予想模試』は特にひどかったと思う。

「こんなの本試験には出ないだろう」

といった奇をてらった問題ばかりで、焼き直し率は明らかに5割を下回っていた。

こんな本試験とかけ離れた模試を、直前期に解いた受験生はたまったものではない。

私も当時、本試験の直前に『パーフェクト宅建の直前予想模試』を解いてみたが、50問中で17問しか正解できず、頭の中が真っ白になったのを覚えている。

一瞬とはいえ、本試験を辞退しようかと思ってしまったほどだ。

私以外にも、本試験直前にこの類いの市販模試に手を付けてしまったばかりに、自信をなくして本試験そのものから撤退してしまった受験生も一人や二人ではないだろう。

私や息子の健斗が、実際にいくつかの市販模試を解いてみた結果、及第点をあげられそうなのはLECTAC日建の3社だけである。

これら3社の「直前予想模試」は、どれも難易度が本試験に近く、他社の市販模試に比べて問題の質も良いと感じた。

──No.1の市販模試はこれだ

そして、その3社の中から、あえてNo.1模試を選ぶとしたら、LECの模試にとどめを刺す。

LEC模試の最大の長所は、やはり問題の質の高さである。法改正も行き届いていて、統計問題の的中率も高い。

統計は、昨年も一昨年も的中していた。

日本でも指折りの法律系の資格学校ゆえ、その蓄積されたノウハウが『直前予想模試』にも反映されているのだろう。

通常の市販模試は、概ね3回分しか載っていないが、LECは4回分ある。これも大きい。

またLECは、ゼロ円模試やファイナル模試のような「オープン模試」も主催しているが、それらと比べても、この『直前予想模試』は遜色がない。

それほど質が高く、出来がいいのだ。

その模試が、4回分、わずか1,760円で購入できるのである。これを本試験前にやるとやらないとでは、最大で3点ほどの開きが出ると私は思っている。

仮に、過去問しかやらずに本試験に挑んだ場合、新規の問題に戸惑う可能性が高い。

毎年、焼き直しではない新規の問題が10~20題ほど出題されるが、そういう問題に面食らってパニックを起こし、他の易しい問題を落としてしまうリスクがある。

だから私は、昨年、一昨年と

「合格したければ予想模試を解きなさい」

と訴えてきたのだ。

このLECの『直前予想模試』を本試験前に4回分解くことで、法改正対策にもなるし、統計対策にもなる。

1+1が、3にも4にもなるのである。

一部の受験生の間で

「本試験とは若干傾向が異なる」

という指摘もあるが、それでは本試験問題と難易度だけではなく、傾向まで似せた模試が一体どこにあるのだろうか?

私的にはLECの市販模試がNo.1であることに揺るぎないが、相性はあると思うので、TACや日建の市販模試で代用しても構わない。

ただし、TACの2021年版に関しては「難しすぎる」という意見があることは付け加えておきたい。

毎年、1点差で不合格になる受験生が何千人もいるのが宅建試験である。

今年、本気で合格を目指している受験生は、これら3点の『直前予想模試』の中から少なくとも1冊は購入してほしい。

そして本試験前までに、きちんと時間を計って解き、間違えた問題は解説を読んで理解し、確実に合格を掴みとってもらいたい。

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