──合格発表の概要
令和4年2月9日(水)、令和3年度の宅建12月試験の合格発表があった。
合格ライン=34問以上
合格率=15.6%
https://www.jutaku-s.com/news/id/0000029384?s=09
(住宅新報webより)
10月試験と比べたら、合格者数と受験率がかなり少なくなっている。
合格ラインは10月試験と同じ34点だが、合格率は2.3%ほど下がり、10月試験と12月試験を合わせた合格率は17.7%だった。
あと問44に誤植があったため、2と3の2つの選択肢が正解となった。
なお、合格者の受験番号は、以下のホームページから見ることができる。
https://www.retio.or.jp/exam/pass/todoufukensentaku.html
(不動産適正取引推進機構より)
合格された皆さん、おめでとうございました!!
──これらの結果を受けて
令和2年度の宅建試験と比べると、問題が難化したこともあり、合格ラインがかなり下がった(38or36→34)。
このこともあってか、宅建試験は過去問だけでは対応できない、といった声を目にすることが多かった。
確かに、過去問だけで45点以上の高得点を叩き出すことは難しい。
しかし合格ラインに乗せるだけなら、今でも過去問だけで可能だろう。実際、令和3年度の宅建試験を過去問だけで乗り切った人も多い。
同じ過去問をやっているのに、どうして合否が分かれるのか?
その疑問の大部分は、習得した過去問の正解率で説明できる。
私が主張する合格に必要な過去問の正解率は95%以上である。合格者の大半は、これをクリアしている。
80%でも90%でもなく、95%以上!
中には80%や90%の正解率で合格してしまう強者もいるが、それは決して多くはなく、80%で1〜2割、90%で5割といったところ。
5割は安全圏ではない。安全圏といえるのは正解率95%以上である。
▶95%以上が合格ゾーン®
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/14/202428
95%理論と並んで、学習の順序も大切である。
テキストを読んだ後に、いきなり四択過去問から始めると、どうしても消去法を使って解くことが多くなる。
消去法も受験テクニックの一つだが、学習初期の段階でこれを用いたところで大して実力は付かない。
テキストを別にすれば、最初は一問一答から入ることをオススメする。
一問一答から始めれば、一つ一つの肢を精緻に分析するクセが身に付く。消去法ではなく、一つ一つの肢に正面から対峙できるようになる。
これが最大のメリットだ。
また四択過去問だと、何度も回しているうちに正解番号を覚えてしまう。
その点一問一答は、○✕形式だから記憶に残りにくい。これもメリットの一つである。
そして一問一答をマスターできたら、次に四択過去問に移る。
私は分野別のものをオススメしているが、一問一答がきちんとモノにできていれば年度別でも構わない。
一問一答で養った肢の分析力が、四択過去問に活きてくる。
もちろん最終的には消去法を使うこともあるが、肢の一つ一つを大切に見ていくクセが身に付いているため、肢を飛ばさなくなるのだ。
一問一答から四択過去問へと移る勉強法・学習の順序を、私は「勝利の方程式」と呼んでいる。
▶勝利の方程式とは?®️
https://paparing-takkenshi.com/entry/2020/02/11/011433
一問一答→四択過去問の順序で学習していき、それぞれの正解率が95%以上ならば自ずと結果は付いてくる。
これこそが、初学者(独学者)が最短ルートで合格を勝ち取るためのベストな方法だと私は確信している。
【一問一答の推薦教材】
【四択過去問の推薦教材】